今日の
ミュージックフェアは、
杏里さん、岩崎宏美さん、工藤静香さん。
J-POP界のFemaleのアーティストの中では、文句なし、実力派と言われる
歌の巧い歌い手さんたちなのであろうと思う。
杏里さんのアルバムでは、本家の岩崎宏美さんの「聖母たちの
ララバイ」もカバーしている。そういう意味でもこの競演は興味深い。
今年、デビュー20周年を迎えるという工藤静香さんも、この中では
一番お若いでしょうに。そういえば
Music Loversでは、杏里さんの
一週間前にオンエアーされていたっけ。
今回は、3人とも、ストリングスを入れ、アコースティックや、JAZZ
タッチに、バラードを熱唱するというプログラム。やはりみなさん、
いい楽曲をたくさん持っていらっしゃいますよね。長く、この世界で
第一線で活躍できるというのは、アーティストの資質もあるでしょうが
楽曲に恵まれるというのも、やはり、ひとつの幸運というか。
3人、MCで話している内容も、歌詞を大切に、「歌うこと」に関して、
やはり、ひとかどの思い入れを持っている、素晴らしいVOCALISTなんだな
と思いました。人の楽曲を歌っても、やはり、それぞれの個性がちゃんと
発揮されていて、素晴らしいと思う。
岩崎宏美さんというと、ちょうど一年前の「僕らの音楽」に、中村中
(なかむら あたる)さんが出演された時、岩崎宏美さんに楽曲提供した
中村さんの「友達の詩」をコラボした。
確かに、中村さんの楽曲も素晴らしいんだけど、岩崎宏美さんの歌唱も
素晴らしかった。多分、この曲を聴きながら、あんなに無意識のうちに
涙が溢れていたことは、かつてなかったと思う。
(MUSIC FAIRでは、今年の1月13日に、コラボされています)
さて、ミュージックフェア。
前半の3曲は、3人でボーカルを取り、後半の3曲は、それぞれソロで。
後半は、衣装を黒に統一しているところが、また素敵。
ANRIさんの「雨」は、「tears of anri」から、90年の森高千里さんのカバー。
この曲を聴けるのも、なかなか嬉しい。
全体的に、このANRIさんのアルバムでは、淡々と、そして涼しげに歌って
いるようにも思える。「声が、爽やか」と岩崎宏美さんも話していたけど
かえって、このフラットな歌唱の方が、逆に聴く側が感情移入しやすいと
思えるんだけどな。
On Air List
1 「聖母たちのララバイ」
2 「悲しみがとまらない」
〜「恋一夜」
Vo. 岩崎宏美、杏里、工藤静香
3 「雨」
Vo. 杏里
4 「めちゃくちゃに泣いてしまいたい」
Vo. 工藤静香
5 「思秋期」
Vo. 岩崎宏美