届きましたぜ、14の珠玉の楽曲をそろえた、
小倉泰治さんのアルバム
「14 PEBBLES ON THE BEACH」
このアルバムは、
サザンビーチホテル&リゾートのイメージCD
として制作され、沖縄のビーチの一日をイメージしているそうです。
確かに、朝の目覚めから、夜の瞑想タイムまで、リフレッシュして
時にはロマンティックに、時には心と体のリラクゼーションを。
こんな一枚、ずっと待ってました!というのが最初の印象かな。
某ウイスキーメーカーのCMに「なにも足さない。なにも引かない。」
というフレーズがあったけど、小倉さんのアレンジは、まさに、この
通りだと思うんです。多すぎず、少なすぎず、絶妙な音の配置で
音楽が奏でられていく。そのシンプルさや無駄のなさ、音色の心地よさ
が、小倉さんらしいなぁと思うアルバムになっていると思います。
そして、小倉さんらしさ、というと、やはり杏里さんのサウンド
プロデュースを長く手掛けていらしたこともあって、やっぱり、
「SOUTHERN CURRENT」な、常夏のイメージもあるんですよね。
さて、アルバムのオープニングは、波の音をバックに、沖縄らしい
三線や指笛にのせて、はじまる。とても意外だったのが、三線の
音色とアコースティックピアノの音の相性がすごくよいことだ。
M2「SHE SEE SEA」とM3の「Morning Glory」は、小倉さんの
アコピに三線の音色のブレンドがすごく気持ちのよい、
清涼感のある曲。
印象的なのは唄とは別に、Vocalに、
Noriko Lewisさんが参加
していらして、その声の浮遊感がとてもいい味を出していて
華を添えている。
また、三線の登場する曲としては、M9の「Afternoon Calm」も
ピアノとエイサーに出てくる太鼓(かなぁ?)とのリズム感も
気持ちのよい楽曲。
小倉さんが主宰している
Maiden Earth の楽曲では、やはり、
フルートの調べは心が洗われる感がありますし、トランペットや
フリューゲル・ホーンと小倉さんの弾くローズが、Night Session
な趣きを醸し出す、とてもロマンティックな楽曲もあり、また、
小倉さんのソロのピアノが聴ける楽曲もあって、いろいろな
セッションが楽しめる。
一番印象に残るのは、最後の2曲、沖縄民謡の子守唄といわれる
楽曲だ。多分、究極の癒しの曲というのは、子守唄なんだろうな
と思う。心安らかな、幸せ感のある曲。
そういう意味では、M14の「キジムナーの子守唄」のNorikoさんの
ボーカルののった楽曲は、心安らかになる、癒しの曲でもある。
ちなみに、「キジムナー」というのは、ガジュマルの樹に棲む
精霊だということなんだけど、そういえば、首里城の庭園に
大きなガジュマルの樹があったっけなぁーなんて思い出しました。
そう、そして、小倉さんが角松敏生さんのツアーに参加した
アルバム「インカナティオ」にも、沖縄音階にのせた楽曲が
あったことも・・・。
とても心地よい、癒しのアルバムになっていると思います。
そして、沖縄の青い空や海に想いを馳せるような一枚だと
思います。
部屋で聴く用とモバイルで聴く用と保存用で、ぜひ一家に3枚!!
購入は、
小倉さんのOfficial Pageへ!!