今日、ANRIさんの第2弾カバー・アルバムがリリースされた。
今回は、業務多忙の為、フライング買いをする時間的余裕もなく
amazon から送られてきたのを、そのまま聴く・・・ということに。
それにしても、今回は、男性ボーカルの涙のうた、ということも
あって、杏里さんのキーの広さや、ハイ・トーンの歌声など
オリジナルでは聞くことのない、杏里さんの歌声が魅力。
杏里さんは、オリジナルの曲は、ご自分で楽曲を作曲なさるので、
多分、自分で歌う事を前提に作曲なさるのだろうと思うんですね。
自分で歌って気持ちの良い音域、自分の得意のキー、自分で歌って
好きな声の響きだとか、そういうのは意識して、多分アレンジを
なさる小倉さんも、そうした杏里さんの声の魅力をよく理解されて
いらっしゃって、その魅力を引き出されるんだと思うんだけど、
杏里さんもそういう曲の作り方をなさっている部分も
あるんだろうかと思うの。(違ってるかもしれないけど)
だから、ある意味、こういうカバー曲というのは、新しい挑戦
だったり、やはり、ボーカリストとして、試される部分も
あるのかな〜と。
前回の女性ボーカル涙のうた編は、杏里さんの歌声が、
リスナーの立場だと、すごく心地よかったり、というのが
あったけど、やはり、今回は、杏里さんの音域の広さ、というのが
際立っているな〜という印象です。
そう考えると、やっぱり、小倉さんのアレンジは、杏里さんの響く
歌声をうまく引き立たせるよう、すごく透明感のあるアレンジに
なっているなぁという印象を持ちました。
楽器が、杏里さんのボーカルを邪魔してないっていうのかな。
あと、杏里さんの声の透明感。多分、男性ボーカルでの
ハイトーンの美しさ、というところで、小田和正さんやオフコースの
歌を選曲して来たのかな、とも思うんだけど、杏里さん、
頑張って歌っていらっしゃるんだなぁ〜と感じました。
こんなことを言ったら、お叱りを頂戴しちゃうかもしれませんが、
Mr.Children の「抱きしめたい」は、杏里さんのボーカルを
聴いて、やっぱり、この曲、元の歌がすんごくいいわ〜と
思っちゃいました。
ミス・チルというと、桜井さんの字余りを歌いきるボーカルだったり
歌詞が韻を踏んでたり、とかあるんだけど、この曲は、ミス・チルの
初期の名曲と言われるだけあるよな〜なんて思ってしまいました。
個人的には、槇原敬之さんの「もう恋なんてしない」が好きです。
もちろん、小倉さんのアレンジした、「最後の雨」と「涙そうそう」
の2曲は、大好きなんですけどね。
ってなことで、杏里さんが、カバー・アルバムの第2弾を出すと
横浜のライブで聴いた時は、「早くオリジナルが聴きたいっす。」
と思ってしまいましたが、今回のこのアルバムを聴いて、
こう思ってます。
もうカバーはしないでなんて言わないよ絶っ対ぃ〜♪