縁(えにし)の糸(初回限定盤)
11月26日にリリースされた、竹内まりやさんの「縁の糸」
このシングルは、今、
NHKの朝の連続テレビ小説「だんだん」の
主題歌になっている。
9月29日からスタートした、この「だんだん」、最初のうちは
あまり見れなかったんだけど、途中から見始めるようになったら
続きが気になり、今では、土曜日の午前中にBS-2で、一週間分
まとめて見るようにしていたりもするのだ。
この「だんだん」の語りは、竹内まりやさんがしていらっしゃる。
まりやさんの歌声とは、また別の、まりやさんのナレーションも
なかなか趣があるのだ。まりやさんのナレーションの声は、
凛とした、りりしくも、また、ぴんと張り詰めた緊張感のある
クールさがある。
まりやさんの語り、というと、今までだと、FMのプログラム
だったり、あるいは、山下達郎氏の「サンデー・ソングブック」
の番組の「夫婦放談」で、まりやさんがゲストでいらっしゃる時
くらいしか聞けなかったけど、今は、ナレーションで聞くことが
できる。
声というのは、この人を識別できるという意味でのアイデンティティ
だったり、あるいは個性だったり、その方を表すもののひとつで
あるわけで、それが歌声であったりしたら、楽器となったりも
するわけで。
そういう意味では、まりやさんのナレーションっていうのも
とても素敵な魅力があったりするわけです。
さて、「だんだん」というのは、出雲言葉で、「ありがとう」の
意味なのだそうだ。「だんだん」っていう言葉の響きが、とても
温かみがあって、いい言葉だなと思いました。
まりやさんは、島根県の出身で、縁結びの神様、出雲大社の門前に
お住まいだったんだとか。それがご縁で、この主題歌を歌うことに
なったのだそうだ。
この歌の歌詞に、「袖振り合うも多生の縁」という言葉が出てきて
「道で、袖が振れ合うような、偶然の出会いであっても、それは
前世からの緑で起こる」という意味なんだそうだけど、やっぱり
今、この人に出会うってことは、意味のある大事なことなんだと
考えさせられます。大切にしたいですよね。
ちなみに、2番の歌詞に登場する「つまずく石も縁の端」は
「石につまずくのも、数ある石の中でなんらかの縁があって足に
あたったのだ」という意味で、類語だそうです。
さて、このドラマの双子の姉妹の子守唄は、「赤いスイトピー」
なんだねぇ。人気歌手にのぼりつめていけるんだろうか。