ANRIさんの名古屋ブルーノートのライブは、予約を入れていたのに、
結局、仕事の都合でまたもや空席を作ってしまった。
11月の月末をなんとかやり過ごし、ひき続き名古屋で小倉さんが
ご出演なさっている、Noriko Lewisさんのコンサートに思い立って
出かけることにした。
・・・といっても、3ステージ目にやっと間に合うか、といった感じ。
今、名古屋で話題のスポット、ミッドランドスクエアー、それも
ほぼ最上階に近い、41階のダイニング&バー「Blue'dge ブルーエッジ」
でライブは開催されている。
金曜日の夜、ということもあり、Blue'dge は、すでに予約でいっぱい。
No Reservation のワタクシメとしては、かなりヤバイ状況でしたが、
ここで帰されたら泣けてくる。なんとか食下がり、潜入成功!
お店の雰囲気も素晴らしいが、なんといっても41階からの眺めには
目を奪われる。そして、3rdステージのオープニング、
小倉さんのピアノのソロが始まる・・・。
インストの曲は、小倉さんの古いご友人のリクエスト。
インストの曲が終わると、美しい夜景を背にして、Norikoさん登場。
天空からの夜景が切り取られたような、大きなフレームの中に収まり、
そのフレームの真ん中に立つNorikoさん。こんな素敵なステージって
今まで見たことない。もうただただ、感動。
Norikoさんの歌が始まる。ANRIさんのステージを2Days、そして今日の
ライブも3ステージめ、心なしか、声にお疲れが混じっているようにも
聞こえるけど、相変わらず、Norikoさんの歌声も美しい。
なんと言っても興味深いのは、小倉さんの歌伴だ。
いつもは、ANRIさんのステージでの伴奏の印象があるんだけど、今日の
小倉さんは、小倉さん自身もお話していらしたけど「歌の邪魔にならない
ように」なのだそう。でも、そこは、歴戦のつわもの(織田裕二さんMC談)
キーボード一本で歌を盛り上げる手腕は、流石!!
Norikoさんのライブでは、いつもは大山泰輝さんが弾いていらっしゃって
泰輝さんとNorikoさん、ならではのプレイスタイルがある。泰輝さんらしい
ピアノのフレージングとか手くせがあって、伴奏が華やかな印象がある。
今回は、小倉さんとのコンビネーションなんだけど、小倉さんの歌伴は、
控えめに丁寧に弾いていらっしゃる印象。シンプルに、最小限の音数で
独特の「間」を創り出す、とでも言ったらいいのか。
ANRIさんのステージなどで、バンド全体の音をコントロールしながら
キーボードを操り、流麗なソロを弾く小倉さんとは、また違った印象を
受けるのです。
Norikoさんも小倉さんも、ANRIさんのステージでは、ミュージシャンとして
ANRIさんを輝かせる立場の方。フロントに立つ人を輝かせるのに優れている
からこそ、また、ご自身もフロントに立ったときは輝きを放つのでしょう。
そんなお二人でお送りするライブ、次回は東京で12月10日に行われます。
名古屋で演奏された曲目の感想は、ネタばれになるので、東京でのライブが
終わったら、追記しますね。